令和2年11月21日に創立100周年記念チャリティーコンサートを開催しました。本校卒業生の和泉芳(いずみかおり)さんを中心に実行委員会で準備を進めていましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、対応を余儀なくされました。当初は南風原中央公民館で500人規模の大イベントとして開催することを想定していましたが、いわゆるソーシャルディスタンスを保つため、定員を100名限定とし、ライブ配信も行うなどの工夫をしながら取りくみました。  出演したのは、本校卒業生の金城利信(きんじょうとしのぶ)さん(指笛)、田里友邦(たさとともくに)さん(三線)、大城友弥(おおしろともや)さん(歌)のほか、在校生の三線クラブが出演、同じく本校卒業生のテノール歌手新垣勉さんからのビデオメッセージも届くなど、フィナーレの「心に咲くタンポポ」まで大いに盛り上がりました。 「心に咲くタンポポ」は、前川(旧制:喜屋武)真弓さんが盲学校在学中の14歳の時(1977年)に作詞したものです。「全国わたぼうし音楽祭」で入選を果たし、耳になじみやすいメロディーラインから、1987年の「 第23回全国身体障害者スポーツ大会(かりゆし大会)前夜祭で歌われるなど、当時、沖縄盲学校に関わった人たちを中心に広く親しまれていた楽曲です。今回のチャリティーコンサートを機会に「歌いたい」という声が上がり、コンサート当日も前川さんにビデオ出演していただき、出演者全員で歌いました。