沖縄県立沖縄盲学校校長通信 第10号 令和3年1月19日(火) 文章責任:校長村吉和枝 4 5 名の幼児・児童・生徒一人ひとりの輝きでキラリ(星)沖縄盲学校 『新年あけましておめでとうございます。3学期も笑顔でがんばりましょう。(笑顔の絵文字)』 【写真】玄関の正月飾りです。靴箱の上にお祝い用の赤い布があり、その上に鏡餅とおめでとうと掘られた木彫りの飾りがあります。保健室入り口には2021年あけましておめでとうございますと、明るい新年のご挨拶と干支の丑やイラストが描かれたピンク色の模造紙が貼られています。 寒さを感じた年明けで、お日様が少しでも出ると嬉しくなりますね。お元気でお過ごしでしょうか?玄関や各教室には、お正月飾りや香りのするきれいなお花が幼児児童生徒、保護者、来校者を温かくお迎えしています。本年もよろしくお願いします。 【写真】高等部保健理療科3年生の仲村渠了さんが演題で新年の抱負を発表しています。 始業式では、専攻科3 年の仲村渠さんが今年の抱負を発表してくれました。来月の国家資格試験まで気持ちを全集中して悔いのないように頑張るることと、テレビで見た箱根駅伝に感動したことをユーモア交えてとつとつと語る姿に皆さんが聞き入っていました。 【写真】玄関前に設置されている手作りの福治神社です。 高等部の職員から依頼されて、用務員の干場さん手作りの素晴らしい「福治神社」がお目見えしました。本校には筑波付属視覚支援学校や県立高校、専攻科、国家試験の受験生が合計12 名います。補習や面接練習、模試など受験勉強を頑張っています。福治神社の御利益がきっとあると信じています。 【写真】お花を生けてくれたお店の方二人と本校の校長、事務長、環境整備主任の奥浜先生が素敵なお花の前で記念撮影しました。ありがとうございます。 沖縄県では給食の県産品提供に引き続き、「公共施設等における花きの活用拡大支援事業~おきなわお花で元気いっぱいプロジェクト」県花き園芸協会のご協力で始まりました。本校でもカサブランカやフリージア、チューリップ他香りや春を感じる花が新都心の花店りゅう花さん、アメリカ屋さんにより玄関他に飾られています。環境整備係の先生が花名の点字表記をして、学校中にお花の良い香りがしています。手で触ることもできとても嬉しく元気が出ます。2 月8 日(月)までですので、来校の際はぜひご覧ください。 【写真】スクールバス緊急時シュミレーションを玄関前で行っています。車内で心停止の緊急事態が発生したと想定し、バス介助の先生が運転手と協力しながら救急車要請のための電話をかけています。スクールバスの周りには他の先生方が見ています。 スクールバス緊急シュミレーションを行い緊急時の対応について訓練しました。安心安全な運行に努めます。 ニュース 今月の校長通信は幼小学部、チャリティーコンサート、寄宿舎、PTA の様子を紹介します。幼小学部は始業式に全員集合して記念撮影しました。餅つき会が開かれ順番で餅をついたりこねたりして、美味しくいただきました。書初めは新年の抱負を漢字一文字で書いたり、体育の時間にお友達と力を合わせてNAHA マラソンの距離に挑戦したりと今年も元気いっぱいです。 【幼稚部・小学部】学校大好きな子ども達。餅つき、書初め、持久走など寒さを吹き飛ばして頑張ります! 【写真】幼稚部小学部の幼児児童(前列)と先生方(後列)が笑顔で記念撮影。 【写真】餅つき(石臼)をしているあいじさんとひかりさんです。きねをしっかり握り、声を掛け合ってぺったんぺったん!周りにはたいがさんや先生方が見ています。 【写真】らいとさんが餅を一生懸命にこねています。触るのがとても苦手ならいとさんですが、政美先生の明るい声かけに頑張っています。 【写真】幼稚部のたくまさんがお母さんと一緒にもちをこねています。 【写真】おもち美味しい~と笑顔で口いっぱいに餅を食べているたつみさん。 【写真】小6 健也さんの書初めです。新年の抱負漢字一文字は「友」です。受験に合格して中学部でたくさん友達を作りたいのでこの字にしたそうです。 【写真】掲示板に貼られているマラソン完走表です。「3人で(あいじさん、ひかりさん、健也さん)力を合わせて那覇マラソンを完走しよう」と一人1キロずつ走って、シールを貼っていきます。1月上旬現在は糸満西崎あたりです。がんばっています。 沖縄盲学校100 周年記念チャリティーコンサート~つながり合おう、響き合おう、奏で合おう~ 【卒業生や旧職員がつなぎ合う「和やかな場」になりました】 【写真】田里友邦さん&三線クラブの合同演奏。中央に田里さん、後方半円になって左から秀次先生、竜之介さん、伸一郎さん、せいなさん、咲さん、達男先生の7名が舞台で演奏しています。曲は安波節です。 【写真】楽屋で打ち合わせをしたり、くつろいでいる三線クラブの皆さん。 【写真】コンサートのトップバッターは三線奏者の田里さんでした。舞台中央で椅子に座り三線を弾きながら歌っています。 【写真】ハートフルシンガー大城友弥さんです。ギターとキーボードでオリジナルソングを熱唱し、会場を盛り上げてくれました。 【写真】指笛奏者の金城さん。会場いっぱいに響き渡る指笛が沖縄メロディーを奏でていました。その素晴らしさに観客の皆さんは感動して拍手喝采でした。 【写真】フィナーレは「心に咲くタンポポ」を出演者と生徒、実行委員(卒業生)が舞台に上がり、会場の皆さん全員で歌いました。 【写真】「心に咲くタンポポ」を聴いた旧職員の田港先生が 32 年前の九盲バレー優勝記念ボールを寄贈してくれました。赤い字で優勝と書かれ、その周りに当時の生徒(選手)、監督の一言メッセージが書かれています。このボールは図書室の資料室に展示されています。 寄宿舎では入舎募集が始まりました。小学部のあいじさんも体験入舎を行い、スライム餅つきや先輩舎生と一緒に楽しい時間を過ごしました。寄宿舎玄関にも舎の先生手作りの「高橋神社」が設置されました。舎生にも受験生が6 名いて、寄宿舎全体で応援していて、時々気分転換も行っています。今月も笑顔いっぱいの舎生を紹介します。体験入舎、見学も大歓迎です。 【楽しい寄宿舎「高橋神社」に合格祈願と健康祈願。他に何をお願いしましたか?】 【写真】寄宿舎玄関に設置された赤い鳥居の「高橋神社」です。 【写真】小学部4 年生のあいじさんが体験入舎をしました。中学部の先輩のお部屋で絶好調~!あいじさんが口に何かくわえて笑っています。その隣には中学部1年生のるいさんとすいりさんが笑顔でピースサインしています。 【写真】男子部屋楽しいおやつ会。左から中学部のほたかさん、すいりさん、高等部の伸一郎さん、中学部のるいさんです。おやつはポテトチップスです。楽しそうです。 【写真】中学部のこうさんは、初入舎だったけど寄宿舎が大好きになりました。寄宿舎前の広場で遊んだときにピースサインの笑顔いっぱいのこうさんです。 【写真】お部屋で肩のマッサージをしています。4名の舎生が電車風に並んで座りながらとても楽しそうです。 【写真】楽しいハロウィンの様子です。嘉陽先生、すいりさん、伸一郎さんがかぶり物をして笑っています。 【 PTA 作業(卒業式用プランター作り他)】 16 日(土)に保護者と教職員が参加してPTA 作業が行われました。感染症対策を行って、卒業式用プランターへの苗の植え付けと、ベルマーク活動の一環でモスバーガー社より寄贈されたテトラパックの箱詰め作業でした。ご協力ありがとうございました。 【写真】ベゴニアなどの花の苗を3 株ずつプランターに植付しました。卒業式には満開です。 【写真】モスバーガー社の飲料水に使用されているテトラパックの箱詰め作業です。 【オンライン贈呈式(夜盲や視野狭窄を克服する一助に期待)】 また、日本ライトハウス様・HOYA 株式会社様より「暗視所支援眼鏡」の寄贈がありました。「盲学校の生徒に星空を2020」プロジェクトによるものでメガネ一番様が協力しています。大事に活用します。 【写真】メガネ一番の宮里様より村吉校長に贈呈していただきました。後ろのスライドには大阪と東京とオンラインでつなぎました。