沖縄盲学校

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学校長挨拶

学校長あいさつ

                                        

 大正9年(1920年)本校創設者である宮崎県出身の高橋福治先生は、ご自身も盲目でありながら白杖一つでこの沖縄に降り立ちました。この地において視覚障害者が十分な教育を受けていない現実を知り、沖縄に盲教育を実現したいと海を渡ったのです。翌年の大正10年に「私立訓盲院」を那覇市天妃町に創設され、本校での教育が始まりました。「視覚障害者が働き自立する力を身につける教育を根づかせ、広めること」との思いは脈々と受け継がれ、今年で96周年を迎えています。 

今年度は幼稚部3名、小学部12名、中学部8名、高等部普通科13名、高等部専攻科18名の計54名が在籍し伸び伸びと学校生活をおくっています。障害による学習や生活上の困難を改善・克服し、自立し社会参加する人間の育成をめざし、個に応じた適切な教育を行っています。

 本校は、視覚障害教育の県内唯一の専門機関として、乳幼児の早期教育から、小・中・高校に在籍する弱視の児童・生徒及び成人者に対する視覚障害に関する様々な相談や就学等に関する教育相談も行っております。視覚に関することでお悩みの方は、随時受付て対応していますので、お気軽に本校に相談下さい。

平成25年に新校舎が完成し2学期から新たな学校生活が始まりました。視覚障害者にはもちろんのこと、誰にも使い易いユニバーサルデザインの考えで設計され、より快適な学校生活が保障されています。平成27年には体育館とプールも完成し、体育の授業で子どもたちの元気な声が響き渡っています。昨年度には運動場とその周辺の遊歩道も整備されました。今年度の5月には、いよいよ正門と玄関前のアプローチ部分の完成しスクールバスの乗り入れも可能となります。また、西門と駐車場が6月には完成し外来治療室利用者の車の出し入れもスムーズにできるようになります。

 本校は、教育研究活動においても積極的に行っています。視覚障害教育の専門性の維持・継承と発展を目指して取り組んでいます。4月から5月にかけては、初めて盲学校へ赴任された職員を対象に新任職員研修会を行い、6月からは学校課題に沿った専門班に分かれての実践的な研究を行なっています。また、視覚障害教育を専門的に研究している講師を招いての研修会も計画的に実施しています。

 創立者の願いを継承し本校に託された使命の達成に向け、地域との「絆」を大切にし、幼児児童生徒や保護者の方に、沖縄盲学校に来て良かったといっていただけるよう、職員全体が一致・協働した学校づくり、学校運営に邁進したいと考えております。本校への更なるご支援、ご協力をお願い申し上げます。

平成29年4月

沖縄県立沖縄盲学校

校 長 西永 浩士

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