専攻科は、視覚障がい者の職業として歴史のある、あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師を育成するための職業教育を行う学科です。高卒からご年配の方まで、幅広い年齢層の方が在籍しています。
1.専攻科の特色
専攻科では、障がいや困難に寄り添った丁寧な授業と少人数で質の高い臨床実習を行うことで、確かな知識・技術を継承し、心豊かな人材を育成しています。
沖縄盲学校 専攻科の様子
視覚障害者の天職、「理療」をごぞんじですか??
視覚障害者のヘルスキーパー(企業内理療師)への就労に関する啓発ビデオ
専攻科には、あん摩マッサージ指圧師を目指す保健理療科と、はり・きゅうを加えた理療科の二つの学科があります。 どちらの学科も個々の見え方に応じたわかり易い授業と、生徒により添う教育により、国家資格の免許取得を目指します。
保健理療科の紹介 |
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保健理療科は、国家資格のあん摩マッサージ指圧師の取得を目指す学科です。 時間に余裕が比較的にあるため、着実に知識と技術を習得出来るのが特徴です。 |
理療科の紹介 |
理療科では、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の3つの国家資格の取得を目指します。 幅広い医療の知識を学び、本校で受け継がれた確かな技術を継承出来ます。 |
2. 臨床実習(あん摩はり灸治療室)について
沖縄盲学校では、専攻科の臨床実習の一環として、あん摩マッサージ指圧・はり・きゅう施術を来院された皆様に提供しています。詳しくは、「治療室のご案内」をご覧下さい。
3. 卒業後の進路について
国家試験合格者は、病院、治療院などへの就職を通じて、社会的・経済的に自立して生活しています。
【主な進路先】
在宅マッサージ
老人ホーム
企業のヘルスキーパー(一部上場企業等)
治療院
自ら治療院を開業
筑波大学理療科教員養成施設に進学(理療科卒業生のみ)
など様々です。
4. 資格試験
保健理療科・理療科を終了した者は、厚生労働省大臣の実施する「あん摩マッサージ指圧師試験」、「はり師試験」、「きゅう師試験」の各資格試験に受験できます。試験の詳細は、厚生労働省大臣より委託されている(財)東洋療法研修試験財団のページをご覧下さい。なお、沖縄県の視覚障害者の試験会場は「沖縄県立沖縄盲学校」となります。
5. 理療科・保健理療科のQ&A
Q1.誰でも入学出来ますか?
A1.出願資格があるのは、以下の項目に当てはまる方です。年齢による制限はありません。 なお、専攻科では毎年3月に入学者選抜検査を行っています。
①高等学校を卒業している方 (卒業見込みを含む)
②メガネやコンタクトを付けても視力がおおむね 0.3 未満の方
③視野が狭いなど、視機能に障がいのある方
※なお、出願される場合はあらかじめ入学相談を受けている必要があります。
Q2.お金はどの程度かかりますか?
A2.受験料、入学金、授業料、教科書代はかかりません。 給食費や通学費等は、家庭の所得に応じて補助される制度(就学奨励費)があります。その他、入学時に白衣代や教材費として2~5万円程度必要です。
Q3.通学の距離が遠くて悩んでいます。寮はありますか?
A3.本校には寄宿舎があります。詳しくは、お問い合わせ下さい。
※寄宿舎に係る費用も一部「就学奨励費」の対象となります。
Q4.入学相談はどうしたら良いですか?
A4.見えにくさでお困りの方は、まずお気軽にご相談下さい。
沖縄盲学校
〒901-1111 南風原町字兼城473番地
TEL 098-889-5375
FAX 098-888-2543
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