沖縄盲学校

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2023年4月アーカイブ

1 いじめの定義

「いじめ」とは、幼児児童生徒(以下、生徒等とする)に対して、当該生徒等と一定の人的 関係にある他の児童生徒が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じ て行われるものを含む。)であって、当該行為の対象となった生徒等が心身の苦痛を感じてい るものと定義する。

2 いじめに対する基本的な考え方

いじめ問題に迅速かつ組織的に対応するために、いじめに対する認識を全教職員で共有する。 そして、いじめは、どの学校・どの学級でも起こりうるものという基本認識に立ち、すべての 児童生徒を対象に、いじめに向かわせないための未然防止・早期発見・早期対応に取り組む。

3 いじめ防止対策のための組織

 (1) いじめ防止対策委員会
  校長、教頭、各学部主事、専攻科主任、寮務主任、生徒指導部主任、生徒指導部、  養護教諭からなる、いじめ防止等の対策のためのいじめ防止対策委員会を設置し、必要に応じて委員会を開催する。
 

(2) 学部会および舎務部会での情報交換及び共通理解

 定期的に学部会および舎務部会において、生徒等についての現状やいじめ等に関する   情報交換及び共通理解を図る。

4 いじめの未然防止

 (1) 生徒等の状況把握
  ① 生徒等の状況をしっかり把握し、一人一人に寄り添ったよりよい学級経営に努める。
  ② 分かる・できる授業の実践に努め、一人一人が成就感や充実感をもてる授業の実践に努める。
 (2) 相談体制の整備
  ① すべての職員が生徒等からの声に耳を傾け、一人一人の理解に努める。
 (3) 携帯電話等およびインターネット等を利用したいじめへの対応
  ① 児童生徒の携帯電話、インターネットに関する状況の現状把握に努めるとともに、情報 モラル教育の充実に努める。

5 いじめの早期発見

 (1) 情報の共有および収集
  学級担任が中心となり生徒等の些細な変化にも気を配り、全教職員で情報を共有するよう 努める。学校と保護者の信頼関係を構築し、家庭内、学校内の様子を互いに把握し合うよう努める。
 (2) 保護者や地域、関係機関との連携
  生徒等、保護者、学校の信頼関係を築き、円滑な連携を図るように努める。保護者からの 相談には、迅速かつ誠実な対応に努める。また、必要に応じて、児童デイサービス、地域の 教育委員会、近隣学校などの関係機関と連携していじめの早期発見に努める。

6 いじめへの対応

 (1) いじめへの基本的な対応
  ① 生徒への対応
  いじめられている生徒については、生徒の苦痛を共感的に理解し、心配や不安を取         り除くとともに、全力で守り抜くという「いじめられている生徒の立場」で継続的に支援する。いじめている生徒については、いじめは決して許されないという毅然とした態度で、い じめている生徒の内面を理解し、他人の痛みを知ることができるようにする指導を根気強く行う。
  ② 関係集団への対応
   被害・加害生徒だけでなく、おもしろがって見ていたり、見て見ぬふりをしたり、止めようとしなかったりする集団に対しても、自分たちでいじめ問題を解決する力を育成することが大切である。
  ③ 保護者への対応
   いじめている生徒の保護者に対しては、相談されたケースでは複数の教員で対応     し、学 校は全力を尽くすという決意を伝え、少しでも安心感を与えられるようにする。
 いじめている生徒の保護者に対しては、事実を把握したら速やかに面談し、丁寧に説明する。
  ④ 関係機関との連携
   いじめは学校だけでの解決が困難な場合もある。情報交換だけでなく、一体的な対応を 図ることが重要である。
  ⑤ ネットいじめの対応
   ネットいじめの予防として、フィルタリング等保護者の啓発、情報モラル等情報教育の 充実、ネット等に関する職員研修の充実。
   ネットいじめへの対応として、ネットいじめの把握と不当な書き込みへの対処。
 (2) いじめへの対応の流れ
  ① いじめに関する相談を受けた場合、速やかに管理職に報告し、事実の確認をする。
  ② いじめの事実が確認された場合は、いじめ防止対策委員会を開き、対応を協議する。
  ③ いじめをやめさせ、再発を防止するため、いじめを受けた生徒等・保護者に対する支援 と、いじめを行った児童生徒への指導とその保護者への助言を継続的に行う。
  ④ いじめを受けた生徒等が安心して学校教育を受けられるために必要があると認められるときは、保護者と連携を図りながら、一定期間、別室等において学習を行う等の措置を講ずる。
  ⑤ 事実に係る情報を関係保護者と共有するための必要な措置を講ずる。
  ⑥ 犯罪行為として取り扱うべきいじめについては、教育委員会及び警察署等と連携して対処する。

7 重大事態への対処

 (1) 重大事態の定義
  ① いじめにより児童生徒等の生命、心身又は財産に重大な被害が生じた疑いがあると認め られる場合(自殺企図、精神性疾患発症、身体に重大な障害を負う、高額の金品奪取等)
  ② いじめにより児童生徒が相当の期間学校を欠席する(年間30日を目安とし、一定期間連 続して欠席している場合も含む)ことを余儀なくされている疑いがあると認められる場合
  ③ 児童生徒や保護者から「いじめられて重大事態に至った」という申立てがあった場合
 (2) 重大事態への対処
  ① 重大事態が発生した旨を、教育委員会に速やかに報告する。
  ② 教育委員会と協議の上、当該事案に対処する組織を設置する。
  ③ 上記組織を中心として、事実関係を明確にするための調査を実施するとともに、  関係諸機関との連携を適切にとる。
  ④ 上記調査結果については、いじめを受けた児童生徒・保護者に対し、事実関係その他の必要な情報を適切に提供する。

教育相談の案内

 本校では,「視覚障害のある子どもの健やかな成長を願って」「視覚障害のある方の社会自立に向けて」を柱に乳幼児から成人まで幅広い年齢層の方々を対象に教育支援を行っています。乳幼児教育支援,児童生徒の教育支援,成人教育支援があり,教育支援部が窓口となり学部毎に定期及び随時に対応しています。各部署での支援の概要は下記の通りです。

1 乳幼児への教育相談(早期教育相談)

(1)目的 
視覚障害のある乳幼児の保護者が子どもの障害を正しく理解し,自信と希望を持って,適切な養育への配慮ができるように支援する。早期から支援を行うことにより,将来の見通しを持ちながら,障害の克服につなげる基礎を築いていけるよう支援する。視覚障害のある乳幼児の発達を適切に確認し,保護者やその支援者と共に支援する。

(2)対象
0歳~5歳(就学前)までの視覚障害のある乳幼児とその保護者及び関係者

(3)相談内容
① 養育や就学,発達等について
② 探索や触察,歩行,遊び等経験活動の拡大について
③ 感覚機能(手指機能)の向上について
④ 点字の初期指導
⑤ 視覚障害児用玩具,教材教具,教育機器の紹介及び使い方
⑥ 医療や福祉等に関する情報提供及び関係機関との連携
⑦ 「見る」意欲と態度の育成
⑧ 視知覚訓練・弱視用レンズ等の操作及び活用
⑨ ピア・サポートを取り入れた保護者支援
 ※6月~2月までの第3水曜日 午後2時~午後3時30分(活動内容に応じて変更あり)

(4)相談方法
① 来校相談,電話相談,巡回相談を行う。
② 定期相談の他,随時の相談にも対応する。
③ 視覚障害のある乳幼児が在籍している幼稚園や保育所(園)等の相談に対応する。

2 児童生徒への教育相談

(1)目的
① 現在通常学校に在籍している視覚障害のある児童生徒が円滑に学校生活を送ることができるよう,学習や生活上の諸問題について実態把握,分析を行い,必要なケースには継続的な支援を行う。
② 視覚障害のある児童生徒が在籍している学校の職員(担任)に対し,学校生活及び学習指導上必要な情報提供や支援を行う。

(2)対象
通常学校に在籍する視覚障害のある小・中・高校,大学及び特別支援学校に在籍する児童生徒

(3)相談内容
① 見えない・見えにくい等からくる学習や生活上の配慮事項について
② 視知覚訓練,弱視レンズ等の操作及び活用
③ 拡大教科書,弱視用教材教具,教育機器等の紹介及び使用法
④ 学習支援(漢字,地図,時計,そろばん,ものさし等)
⑤ 点字指導
⑥ 情報機器(画面読み上げソフト等)の操作及び活用
⑦ 進学や就労・障害に対する相談・支援
⑧ 在籍校との連携
⑨ 医療や福祉に関する情報提供及び連携(巡回指導も含む)

(4)相談方法
① 来校相談,電話相談,メール相談,巡回相談を行う。
② 定期相談の他,随時の相談にも対応する。

3 成人への教育相談

(1)目的 
① 障害に対する不安が軽減できるよう相談による支援を行う。
② 進学・就労に関する情報提供を行う事により職業自立に向けた支援を行う。

(2)対象
視覚障害のある成人(中途視覚障害者等),本校卒業生,及びその関係者

(3)相談内容
① 進学・就労について
② 本校への入学相談等
③ あんま・マッサージ・指圧師,はり師,灸師の免許取得について
④ 医療や福祉に関する情報提供 
⑤ 障害に対する相談・支援
⑥ 関係機関紹介及び連携
⑦ 情報機器(画面読み上げソフト等)の操作及び活用について

(4)相談方法
来校相談・電話相談,メール相談を行う。その他,随時の相談に対応する。

4 その他

夏休み期間中の「沖盲ふれeyeデー」にて教育相談会などの開催により視覚障害についての理解啓発及び支援を行い,視覚障害教育のセンター的機能や役割を果たす。

アクセス

沖縄盲学校

沖縄県島尻郡南風原町字兼城473
TEL:098-889-5375
FAX:098-888-2547

公共交通機関(バス)でのアクセス

①学校前を通るバスの場合、那覇バス15寒川線を利用で
【盲学校前(沖縄県)】バス停下車→徒歩3分 
【真地団地入口】バス停下車→徒歩3分

②学校付近の国道329号沿いを通るバスの場合、【印刷団地前】バス停下車→徒歩7分
【印刷団地前バス停】に停車するバスの系統

39/49 百名線・南風原線 沖縄バス
40 大里線 沖縄バス
109 大里線〈真境名経由〉 沖縄バス
191 城間線 東洋バス
30 泡瀬東線 東洋バス
37 那覇新開線〈壷川経由〉 東洋バス
37 那覇新開線 東洋バス
38 志喜屋線 東洋バス

保健室

保健室より各種様式のご案内

必要に応じ、ご家庭で以下のPDFを印刷し、学校(保健室)へ提出してください。

▼ 受診して学校での服薬が必要になったとき
 与薬管理依頼書【様式3】(R6.3改訂).pdf
 ※ 内服等の与薬及び薬の管理について詳しくはこちらをクリック

▼ インフルエンザにより欠席(出席停止)後、登校するとき
 インフルエンザ欠席届.pdf

▼ 災害時、学校において服薬が必要なとき
 災害時依頼書(様式4).pdf

* これらの様式は、保健室からも配布可能ですので、お気軽にご連絡ください。
* その他の様式(緊急時薬管理指示書、坐薬使用実施依頼書等)については、
  保健室へご相談ください。

寄宿舎

1. 寄宿舎とは

 寄宿舎は通学困難な児童生徒の入舎を原則としつつ、異年齢の仲間が寝食を共にし、集団生活の中で助け合い、協力し合い励まし合いながら楽しく豊かな生活と学習をする場所です。

2. 寄宿舎の特色

 本校寄宿舎には、小学生から専攻科生までの幅広い年齢層の児童・生徒たちが、一緒に生活しています。入舎の目的は、通学困難や集団生活を体験するため、専攻科生の場合は「はり・きゅう・あんま」の専門知識を学び、国家資格の取得に向け学習に集中して取り組むためであったりと理由は様々です。入舎理由の違いはあっても、共に生活する場においては「日課」や「自治活動」等が必要になってきます。快適な生活の場を創るためにも、自分たちでルールやマナーを守り、より豊かで楽しい集団生活をおくっています。

3. 教育目標

① 自己の健康管理能力を高める
② 責任をもって自ら積極的に物事に取り組む姿勢を育む
③ 他者を尊重し、協調する態度を育てる
④ 基本的生活習慣の確立に努める
⑤ 集団生活を通して自分の役割を見つけ、行動する力を育む

4. 指導の目標

① 小学部段階においては、基本的生活習慣の指導を通して身辺自立を促し、遊びや学習に興味・関心を持ち、健康で明るく心豊かな児童を育てる
② 中学部段階においては、生活習慣を身に付けることや相手を思いやる心を培う。学習や係活動に意欲を持ち積極性や忍耐力を養い、心身の調和的な発達を促す
③ 高等部段階においては、集団生活や自治活動などで自己の確立と協調性を養い、豊かな人間性の育成に努める

 

5. 主な行事

1学期 2学期 3学期

入舎式
入舎生オリエンテーション
舎友会総会
親睦会
安全指導
心と体の学習会
たけのこ会
避難訓練

夕涼み会
避難訓練
心と体の学習会
たけのこ会
先輩の講話
感謝の会
お楽しみ夕食会
舎友会総会

心と体の学習会
たけのこ会
分散会
舎友会総会
送る会

専攻科

 高等部には、普通科(普通高校に準ずる課程)と、専攻科(マッサージ・鍼等の職業教育のための課程)の2科があります。

1. 専攻科の特色
 専攻科は、高等学校の課程を卒業した者が入学できる課程で保健理療科と理療科の二つの学科があります。専攻科2年生の後期から3年生にかけて、技術を磨くため臨床実習を行うための臨床室を開設しています。

保健理療科の紹介

 保健理療科では、あん摩・マッサージ・指圧師になるための教育を行っています。3年間の課程で、学科・実技の科目があり、3年生には、患者に対しての臨床実践も実施しています。課程修了後に資格試験を受験し、合格することができた後、あん摩・マッサージ・指圧師の免許が与えられます。免許を持ち、病院、治療院への就職や自ら治療院の開業を行うことができるのです。

理療科の紹介

 理療科では、あん摩・マッサージ・指圧師と、はり師、及びきゅう師になるための教育を行っています。3年間の課程で、学科・実技の科目があり、3年生には、患者に対しての臨床実践も実施しています。課程修了後に資格試験を受験し、合格することができた後、はり師の免許または、きゅう師の免許が与えられます。免許を持ち、病院、治療院への就職や自ら治療院の開業を行うことができるのです。

2. 臨床実習(あん摩はり灸治療室)について
 沖縄盲学校では、専攻科の臨床実習の一環として、あん摩・マッサージ・指圧・鍼(はり)・灸(きゅう)を外部の方に実践しています。詳しくは、「あん摩はり灸治療室のご案内」をご覧下さい。

3. 資格試験
 保健理療科や理療科の3年間を終了した者は、厚生労働省大臣の実施する「あん摩マッサージ指圧師試験」、「はり師試験」、「きゅう師試験」の各資格試験に受験できます。実際は、厚生労働省大臣より委託されている(財)東洋療法研修試験財団が行う試験となり、全国統一した問題です。実施日は、毎年2月で、あん摩マッサージ指圧師試験は第4土曜日、翌日、日曜日にはり師試験ときゅう師試験が実施されています。(はり師試験ときゅう師試験問題は、共通問題が160問、はり理論10問ときゅう理論10問で行われています。)受験時間は、午前・午後とも2時間(計4時間)ですが、点字受験や拡大文字(約16ポイント)、超拡大文字(約22ポイント)、口答自筆での場合は1.5倍の計6時間で実施されます。沖縄県の視覚障害者試験会場は「沖縄県立沖縄盲学校」で行われています。

試験 科目

あん摩・マッサージ・指圧師試験

医療概論、衛生・講習衛生学、関係法規、解剖学、生理学、病理学、臨床医学総論、臨床医学各論、リハビリテーション医学、東洋医学概論、経絡・経穴概論、東洋医学臨床論、あん摩マッサージ指圧理論

はり師試験

医療概論、衛生・講習衛生学、関係法規、解剖学、生理学、病理学概論、臨床医学総論、臨床医学各論、リハビリテーション医学、東洋医学概論、経絡・経穴概論、東洋医学臨床論、はり理論

きゅう師試験

医療概論、衛生・講習衛生学、関係法規、解剖学、生理学、病理学概論、臨床医学総論、臨床医学各論、リハビリテーション医学、東洋医学概論、経絡・経穴概論、東洋医学臨床論、きゅう理論

問題数は、三つの試験とも160問ですが、はり師試験ときゅう師試験を受験する場合は共通問題の160問にはり理論10問、きゅう理論10問を合わせて計180問となります。

4. あん摩・マッサージ・指圧師、はり師、きゅう師について

名称
説明

あん摩

 あんま(按摩)とは 手で身体や手足をもんだり、なでたりして、筋肉のしこりをほぐし、血液やリンパの循環をよくする治療法。一般に手ぬぐい等の上からもむことが多いです。基本的な技には、手のひらで軽くなでる軽擦法、筋肉を親指などでもみこねる「揉捏(じゅうねつ)法」、リズミカルにたたく「叩打(こうだ)法」、関節を動かす「運動法」などがあります。もみ方は、体の中心(心臓の場所)より遠い方向に進めていきます。 あん摩は、古く中国より伝わりましたが、江戸時代の頃になると盲人の専業として広く行われていました。

マッサージ

 マッサージとは 手で患者の体に種々の操作を加え、循環機能を盛んにし、皮膚・筋肉などに刺激を与え、筋力の回復、変形の矯正、関節機能の回復などをはかる療法です。基本的な技には、手のひらで軽くなでる「軽擦法」、強く摩擦する「強擦法」、筋肉をもみこねる「揉捏(じゅうねつ)法」、リズミカルにたたく「叩打(こうだ)法」、関節を動かす「運動法」などがあります。一般に、直接皮膚の上から行い、体の末梢部から心臓に向かって行っていきます。マッサージは、ヨーロッパ(特にドイツ)が発祥地で、日本には明治時代に伝わったもので、あん摩と組み合わせて行ったり、顔などの局所の機能回復の目的で行ったりします。他に、スポーツマッサージやオイルマッサージなどとして行われています。

指圧

 指圧とは 親指やてのひらで身体を圧迫(あっぱく)し、主として神経や経絡(気の流れ)に対して圧刺激を加える方法をいいます。基本的な技は、親指や手のひらで押す「押圧法(おうあっぽう)」と背骨の位置異常をなおす「矯正法」、関節を運動させる「関節運動法」があります。 指圧は、大正時期に日本で画一された手法です。

はり

 はりは漢字で「鍼」と書きます。 古来の中国では、鋭利な石を用いて病気の治療、予防を行っていました。それが開発され、現在では金性や銀性、ステンレス性の細いものとなっています。(続きを読む...)

きゅう

 きゅうを漢字では、「灸」と書きます。艾(もぐさと読む)を皮膚の経穴(つぼ)などに置き、線香を使って点火して燃やすという、熱刺激を加える治療法です。艾は、ヨモギを陰干しした後石臼ですって綿のようにしたものです。(続きを読む...)

高等部

 高等部には、普通科(普通高校に準ずる課程)と、専攻科(マッサージ・鍼等の職業教育のための課程)の2科があります。

1. 高等部の教育目標
① 自己の健康管理能力を高める
② 自ら学び、学力の向上と職業能力の強化に努める
③ 自己の確立と協調性の育成に努める
④ 最後までねばり強く努力し成し遂げる姿勢を育む
⑤ 社会人としての自覚と豊かな人間性の育成に努める

2. 普通科の特色
 普通科は、一般の高等学校の教育に準ずる課程です。一般学級は1年から3年まであり、また、視覚障害と他の障害がある生徒のための学級も設置されています。生徒達は、16歳から18歳の学齢生徒、また、一度社会において経験を積んだ中途視覚障害の生徒のみなさんが在籍していて、経験も年齢も様々です。このように、他にはちょっと珍しい雰囲気でみなさん授業や学校行事、更には生徒会活動に勤しんでおります。(年3回程度、地域や他県のみなさん(修学旅行などの一環)と交流を行っています。)普通科の進路は、本校専攻科への進学、他県の盲学校への進学、授産施設への入所等があります。本校「普通科」の教育課程(教科)は、国語、地理歴史、公民、数学、理科、保健体育、音楽、職業、美術工芸、英語、家庭、情報等があります。また、個々の能力や障害に応じた自立活動や、総合的な学習の時間、特別活動等のカリキュラムを設けております。

3. 普通科における交流   
 普通科では他校との交流を積極的に行っています。この数年は総合的な学習の時間などを活用して、他県の盲学校との交流などを行っています。内容はフロアバレーやグランドソフトボールなどのバリアフリースポーツ、点字名刺カードの交換や白杖歩行・手引き体験、意見交換などです。交流会は、盲学校の大人の生徒や学齢の生徒が、相手校の大勢の高校生と一緒に談笑し合い、和気あいあいとした雰囲気になります。相手校の協力もあり、、交流はスムーズに実施できていると思いますが、ややもすればその場限りの会になりがちのため、今後継続的により充実した交流にしていきたいと考えております。

4. 施設見学
 普通科Ⅱ・Ⅲ類型の進路指導の一環として毎年施設見学が行われます。それぞれの施設で担当の方が施設の概要や仕事内容の説明をしていただきます。作業所等で、実際に働いている様子や作品などを見せていただける場合もあります。

5. 過去の施設見学の生徒の感想
・コロニーセンターはとても広くてたくさんの人が作業をしていました。はじめてのコロニーでの見学でしたが、僕は工芸家の方をやってみたいなと思いました。コロニーセンターの皆さん施設見学をして下さりありがとうございました。

・太陽の町で麩を作って麩の袋詰めがありました。ぼくは太陽の町で麩の袋詰めの就業体験をしたいと思いました。太陽の町はお兄ちゃんが働いていたので何度か来たことがあります。お母さんの友達がいることもわかりました。太陽の町の皆さん見学をさせてくれてありがとうございました。

6. 教育課程

教育課程については、こちら(PDF版)をご確認ください。

中学部

1. 中学部の教育目標
① 健康・に心がけ、気力・体力を高める
② 自らの進路に向けて自ら学び、学力を高める
③ 協調性と思いやりの心を育む
④ 最後までねばり強く、やり抜く態度を養う
⑤ 自立し、社会参加するための力や態度を養う

2. 教育課程

中学部の教育課程については、こちら(PDF版)をご確認ください。

3. 主な行事

1学期 2学期 3学期

4月
 春の遠足
5月
 中間テスト
 交通安全指導
 進路講話
 第1回生徒総会
6月
 スマイル教室
 期末テスト
7月
 学期末保護者面談
8月
 沖特中文祭オープニングセレモニー
 作品展

9月
 中学部体験入学
 理科校外学習
10月
 運動会(2年に1度)
 ウォークラリー
 中間テスト
11月
 文化祭(2年に1度)
 期末テスト
12月
 修学旅行(2年に1度)
 進路講話
 保健講話
 学期末保護者面談

2月
 特体連駅伝見学
 生徒会選挙告示
 ミュージックコンサート
 学年末テスト
 生徒会選挙
 第2回生徒総会
 点字記録会
3月
 校外学習
 学年末保護者面談
 進路講話

小学部

1. 小学部の教育目標
① 健康で明るく、たくましい子
② 進んで学び、よく考える子
③ 心豊かで思いやりのある子
④ 最後までがんばる子
⑤ 自分のことは自分でできる子

2. 教育課程

小学部の教育課程については、こちら(PDF版)をご確認ください。

3. 主な行事

1学期 2学期 3学期

4月
 新しいお友だちを迎える会
 春の遠足

5月
 真地小学校との交流学習
 国語・点字記録会

6月
 算数・珠算記録会  
 平和講話校外学習

7月
 ウォークラリー

9月
 宿泊学習(5年)、修学旅行(6年)

10月
 算数・珠算記録会

11月
 保健講話
 秋の遠足
 国語・点字記録会 

12月
 ウォークラリー
 就業体験(6年)

1月
 もちつき会
 国語・点字記録会
 北丘小学校との交流学習

2月
 音楽発表会/ミニ発表会
 13祝い(5年)
 児童会役員選挙 
 算数・珠算記録会

3月
 児童会役員引継ぎ式 
 お別れ会

幼稚部

1. 幼稚部の教育目標
① 元気で明るく、たくましい子
② よく見て、よく触って、よく表現する子
③ 友達と仲良く遊ぶ子
④ 自分の力でやろうとする子
⑤ 身の回りのことが、自分でできる子

2. 幼稚部の特色
 幼稚部では、遊びや様々な体験活動 を通して子ども達が健やかに育つように支援しています。さらに見えない、見えにくい状況を補うため、保有視力の活用や保護、触感覚やその他の感覚活用を高 めていけるような遊びの提案をします。また、移動範囲や運動・動作を拡大していけるよう個々に応じた活動を取り入れています。

3. 対象児
・満3歳~5歳で両眼の視力がおおむね0.3未満の幼児
・視力以外の視機能障害が高度なもののうち拡大鏡等の使用によっても認識が不可能又は著しく困難な程度の幼児
・入学にあたっては、9月に募集説明会、11月に願書受付があります。
・通学には、保護者の保育参加をお願いしています。

4. 学校生活での活動
① 近隣の幼稚園等との交流
② 校外活動
③ 感覚遊び
④ 音楽遊び
⑤ 運動遊び

5. 教育課程

幼稚部の教育課程については、こちら(PDF版)からご確認ください。

学校案内

【本校校歌】

作詞・作曲 中村 文

嵐は過ぎぬ暁の 雲輝ける高原に
  平和の鐘をきく時ぞ われらは集う手をとりて
  めざす光を求めつつ ああ歌わなん わが学舎

2.春風さそう指先に 読むや点字の人の道
  理想の光燃ゆる時 聞くや世に立つ人の意地
  まどかな月を 身に浴びて
  ああ育ちゆく わが学舎

3.たどるやみ路のけわしとも 和む大空この庭に
  結ぶ心の豊かなる 文化の潮に竿さして
  あしたの生命(いのち) 讃えつつ
  ああ進まなん わが学舎

校歌の動画を試聴はする際は、こちらをクリック

※沖縄盲学校創立100周年記念事業

1.本校教育の特色
 沖縄盲学校は南風原町兼城にあり、視覚に障害がある(全盲及び弱視)幼児・児童・生徒が在学しています。幼稚園、小学校、中学校、高等学校に準じた教育を行うとともに、まったく見えない人だけでなく、その人の視力の程度に合わせた教育を行い、視覚の障害に基づく種々の困難を改善・克服し、積極的に社会参加・自立する社会人を育成するための教育を行っています。

 高等部には、普通科と専門教育(あん摩マッサージ指圧師、はり師、灸師の免許取得のため)を主とする保健理療科、理療科が設置されており、経済自立を目指した職業教育が行われています。また、本校においては視覚に障害がある方の『教育相談』も適宜行っており、乳幼児から中途失明の成人の方の相談に応じています。なお、学習内容の1つとして本校では視力の弱い方のために音声によるパソコン指導も取り入れています。

2.本校の教育目標

▼ 校訓

「清く明るく よく学び 光り輝く」

 沖縄県教育委員会の教育目標及び教育施策等を基本とし、本校創立者である初代校長高橋福治氏の思いである「視聴覚障害者が働き自立する力を身につける教育を根づかせ、広めること」を継承・発展するため、また、本校の校章の願いである「鏡の如く清く明るい気持ちでよく学び(点字又は墨字)光を世の中に輝かせましょう」を土台に幼児児童生徒が健康でたくましく、心豊かに成長・発達する過程において、自立と社会参加、貢献できる力の育成を目指す教育実践に努める。

3.教育目標達成のための方針

 カリキュラム・マネジメントの確立を図り、人的・物的・財政的・組織的条件を整備し、効率的・機能的な運営を行う。また、視覚障害と複数の障害種に対応し、幼児児童生徒の「生きる力」を育む教育の充実の為、全職員・保護者・地域が一体となって取り組み、学校経営の柱として「開かれた学校づくり」「魅力(特色)ある学校づくり」「安心・安全な学校づくり」「信頼される学校づくり」をめざす。

4.各学部の教育目標

(1)幼稚部

➀ 元気で明るく、たくましい子

➁ よく見て、よく触って、よく表現する子

➂ 友達と仲良く遊ぶ子

➃ 自分の力でやろうとする子

➄ 身の回りのことが、自分でできる子

(2)小学部

➀ 健康で明るく、たくましい子

➁ 進んで学び、よく考える子

➂ 心豊かで思いやりのある子

➃ 最後までがんばる子

➄ 自分のことは自分でできる子

(3)中学部

➀ 健康・安全に心がけ、気力・体力を高める。

➁ 見津からの進路に向けて自ら学び、学力を高める。

➂ 協調性と思いやりの心を育む。

➃ 最後まで粘り強く、やり抜く態度を養う。

➄ 自立し、社会参加するための力や態度を養う。

(4)高等部

➀ 自己の健康管理機能力を高める。

➁ 自ら学び、学力の向上と職業能力の強化に努める。

➂ 自己の確立と協調性の育成に努める。

➃ 最後までねばり強く努力し成し遂げる姿勢を育む。

➄ 社会人としての自覚と豊かに人間性の育成に努める。

5.高等部専攻科の特色

 (1) 保健理療科
 視覚障害者の社会自立の道として、あん摩・マッサージ・指圧師としての技能と知識を習得し、課程修了後は、その国家試験を受験することができます。
 (2) 理療科
 視覚障害者の社会自立の道として、あん摩・マッサージ・指圧師、はり師、灸師としての技能と知識を習得し、課程修了後は、その国家試験を受験することができます。

6.寄宿舎
 寄宿舎は通学困難な児童生徒の入舎を原則としつつ、異年齢の仲間が寝食を共にし、集団生活の中で助け合い、協力し合い、励まし合いながら楽しく豊かな生活と学習をする場です。

▼ 寄宿舎の教育目標
 本校教育目標に基づき、安全の確保と健康管理に留意し、集団生活及び自治活動を通して、児童生徒の健全な人格育成に努める。
 (1) 健康と安全を図る。
 (2) 障害を克服し、自立できるようにする。
 (3) 他者を尊重し、協調する態度を育てる。
 (4) 生活経験を豊かにし、社会性を身につける。

7.経費について

 通学費、給食費等は家族の収入に応じて、その全部又は一部が支給されます。授業料は無料、教科書は無償です。

8.外来治療室について
 あん摩、マッサージ、指圧、はり、灸は、健康の維持増進・労働力の回復や病気の治療などに大きく貢献し、現在でも医療の一翼を担っています。県内唯一の盲学校では、完備された施術施設を整え、授業の一環として近郊の外来患者を受け入れています。臨床の実習をとおし、より多くの症例を体験し、将来あん摩マッサージ指圧師、はり師、灸師として社会に貢献できる力量を身につけるよう指導を行っています。(1、2年で基礎的な理療の実技及び実習を終え、2年生の後期から外来臨床にあたります。)

▼ 予約受付時間

9:00~11:30

▼ 治 療 日

月曜日から金曜日(土・日および祝祭日、長期休業日を除く)

▼治療時間

月~金 13:30~(60分から70分程度)

※ 治療は授業の一環として行われるため、治療開始10分前までには来校をよろしくお願いします。

▼ 以上の内容をPDF版でもご覧になれます。

 R6 学校案内.pdf

100周年だよりを発行しました

 創立100周年記念事業のこれまでの取り組みや今後の予定などについてPDFにて掲載しています。

100周年だより(R3.5)

100周年だより(R3.2)

福治の庭(正面玄関前)

 創立100周年記念事業で行った福治の庭整備と正門シーサーの設置の様子をPDFにて掲載しています。

福地の庭( PDFテキストデータ )

軽トラックを購入 沖縄盲学校PTAへ寄贈しました

 創立100周年記念事業の教育備品等整備として購入した軽トラックを盲学校PTAへしました。その様子をPDFとテキストデータで記載しています。

期成会から軽トラックの寄贈( PDFテキストデータ )

沖縄盲学校創立100周年記念感謝状贈呈式

 校舎改築関係で本校に貢献した個人3名及び事業者24社への感謝状を贈呈の様子をPDFにて掲載しています。

創立100周年記念感謝状贈呈式( PDFテキストデータ )

チャリティーコンサートを開催しました

 令和2年11月21日に創立100周年記念チャリティーコンサートを開催しました。その様子をPDFとテキストデータにて掲載しています。

創立100周年記念チャリティーコンサート( PDFテキストデータ )

沖縄盲学校100周年記念式典・祝賀会しおり広告掲載について

 式典・祝賀会のしおり広告掲載について、詳細を下記PDFにて掲載しています。また、広告申込書をWordにて掲載していますのでご活用ください。

式典・祝賀会しおり広告 掲載について(お願い)

式典・祝賀会しおり広告 申し込み書

沖縄県立沖縄盲学校創立100周年記念事業趣意書

 沖縄県立沖縄盲学校創立100周年記念事業趣意書 ( PDFテキストデータ )

沖縄盲学校創立100周年記念事業への寄付金等の協力について

 沖縄盲学校創立100周年記念事業への寄付金等の協力について(お願い)  ( PDFテキストデータ )

沖縄盲学校100周年記念事業期成会へ寄付金贈呈

 8月20日(火)、6月に実行委員会形式で上映された映画『イーちゃんの白い杖』沖縄自主上映会実行委員長の和泉芳(いずみかおり)さんより、上映会収益の一部を創立100周年記念事業期成会へご寄附いただきました。誠にありがとうございました。

沖縄盲学校創立100周年記念事業期成会へ寄附金贈呈

沖縄盲学校100周年マスコットキャラクター デザイン決定!

 沖縄盲学校では、2021年に創立100周年を迎えるにあたり、平成31年3月25日~4月15日の間、沖縄盲学校100周年マスコットキャラクターのデザインを募集し、厳正なる選考の結果、キャラクターデザインが決定致しましたのでお知らせ致します。たくさんのご応募、ありがとうございました!

沖縄盲学校100周年マスコットキャラクター

創立100周年記念事業期成会が発足しました

 平成30年10月20日に沖縄県立沖縄盲学校創立100周年記念事業期成会が発足しました。発足集会の様子などをPDFとテキストデータで掲載しています。

発足集会の様子( PDFテキストデータ )

学校要覧

(1)学校沿革史

   PDF版▶ 学校沿革史.pdf

(2)歴代校長一覧

   PDF版▶ 歴代校長一覧.pdf

(3)学校経営・教育課程

   ➀ 教育目標と教育活動

     PDF版▶ 教育目標と教育活動.pdf

   ➁ 教育目標達成方針と教育課程編成の基本方針

     PDF版▶ 教育目標達成方針と教育課程編成の基本方針.pdf

   ➂ 沖縄盲学校グランドデザイン

     PDF版▶ 沖盲グランドデザイン2023.pdf

   ➃ キャリア教育の全体計画

     PDF版▶ R5キャリア教育全体計画.pdf

(4)各学部の教育課程(令和5年度)

  それぞれの教育課程は以下のPDFから確認できます。

    ⚫ 幼稚部.pdf

    ⚫ 小学部.pdf

    ⚫ 中学部.pdf

    ⚫ 高等部.pdf

(5)各学部の年間教育計画(令和4年度)

幼稚部  教育計画(PDF)
小学部

 小学部Ⅰ課程(PDF)

 小学部Ⅱ課程(PDF) 

 小学部Ⅲ課程(PDF)

中学部

 中学部Ⅰ課程(PDF) 

 中学部Ⅱ課程(PDF)

高等部(普通科)

 普通科Ⅰ課程(PDF)

 普通科Ⅱ課程(PDF)

高等部(専攻科)

 専攻科理療科(PDF) 

 専攻科保健理療科(PDF)

(6)学校案内

   PDF版 ▶ R5 学校案内.pdf

学校評価

◎学校評価を掲載いたします。

《令和5年度》

PDF版 ▶R5学校評価.pdf

実施状況調査 ▶ 実施状況調査.pdf

学校評議員運営状況 ▶ R5 学校評議員の運営状況について.pdf

《令和4年度》

PDF版 ▶ R4 学校評価.pdf

実施状況調査 ▶ 実施状況調査.pdf

学校評議員運営状況 ▶ R4 学校評議員の運営状況について.pdf

《令和3年度》

PDF版 ▶ R3 学校評価.pdf

txt版 ▶ R3学校評価.txt